Lucy, she thinks that...

考えていたこと、考えていること、伝えたいことをつらつら。

いま話題の映画の原作、読んでみた。

 

世界から猫が消えたなら (小学館文庫)

世界から猫が消えたなら (小学館文庫)

 

 読んでみました。

 

まず、川村元気さんとは、誰だというところから。

川村元気 - Wikipedia

上智大学文学部新聞学科卒。そんな学科があるんですね。そして東宝に入社して、電車男のプロデューサーで実績を出す。ほぇー。そして、この本で作家デビューと。うんうん。なるほど。プロデューサーをやってて、何か伝えたくなったのかな。

 

大体、何をしていた人かは把握した。だから、描写が映画よりだと感じたのかもしれない。

 

ふむふむ。では、感想を。

この本を手にとった理由は、映画館で気になってはいたが、佐藤健が主演ということで遠ざけていた。本からの導入だったら、面白く感じるかもしれないと思い、今回この本を読むことにした。文学的な表現や、読んでて意味がわからない箇所は全くない。驚くほどない。だから、文学として本を読む人にとってはつまらないのかもしれない。ただ、本を普段読まななくて、文学的な表現が苦手な人、ちょっと小説読んでみようかなって思っている人にはおすすめの本だと感じた。

ものがなくなる時の喪失感、自分にとって何が一番大事なのかとかそういうことを考えさせられた。大切な人をより大事にしようって思ったし、みんなも人とか過去を大事にして欲しいって思えた。そして、悔いなく生きたいって思った。だから、そのうちやりたいことリストを作ろうと思いました。せっかく時間があるんだから、やりたいことをやるべきだし、やらないともったいない。もし、周りに何もやる気がでないって思う人がいるのならぜひ読んでみて欲しいと思う1冊だ。

実に映画らしい本。映画にするために書かれた本なのかなっているくらい周りの環境のこととか、人たちの動きが書かれている。映画化してるんだったら見に行こうと思う作品だった。

 

久しぶりに本を読んで読んだ作品がこの作品でよかったって思いました。