Lucy, she thinks that...

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「ハムレット」 カンバーバッチ

 

カンバーバッチ主演の舞台ハムレットを映像化したものが上映されていたので足を運んできました。ちょっと眠気に襲われてしまった部分があって残念。しっかり寝てから見に行かなきゃね。

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ということでまずはハムレットのあらすじから。

デンマークの国王が急死し、弟のクローディアスが残された王妃と結婚。王座に就く。王子ハムレットは、父の亡霊と遭遇し父がクローディアスに毒殺されたことを知る。ハムレットは父の死と母の早期再婚のストレスで狂ったかのように振る舞い、恋人オリーフィアの父ポローニアスを殺してしまう。オリーフィアは発狂し瀕死。その出来事に激怒したオリーフィアの兄レアティーズはハムレットとの剣術試合での殺人計画を立てる。毒が塗られた剣と毒入りのぶどう酒によって、両剣士と王夫妻は死ぬことになる。

要はみんな狂って死んじゃうお話です。

 

感想

まずは舞台美術の細かさ。本物を見ている感じ。このままドラマをやってもおかしくないセットでの舞台でした。細かいし、飽きない。この飽きないは、もしかしたら映像で見たからというのはあるかもしれない。ただ、細かかったし、広かった。見た感じのイメージ、シアターオーブくらいの広さなのかなといった感じ。第1部終了間際でのあれは舞台美術といっていいのかわからないが、すごかった。クローディアスが心配になった。が、あれだけのことをできてしまう外国はすごいと感動した。場転も楽しく見ることができた。舞台美術と演出のおかげだと思う。

衣装とかはあんまりすごいって思わなかったかな。カンバーバッチが何を着ても似合うという事には驚いたけど笑でも豪華であることは確かだ。

あとは、演技に関して。外国人の演技ってうまいのかうまくないのかわからない。それほど映画と変わりないなとも思ったし、結構棒立ちだった気がする。シェイクスピアならではなのか。私がナチュラルな外国人の立ち振る舞いを見たことがないから、あれが自然系の演技だったのか(文学座的な)、こてこて演技だったのか(劇団四季的な)それを判断できなかった。それを判断することができていたら、また違った見方をすることができたのかもしれない。カンバーバッチは演技がうまかった気がする。それがわかったのはカーテンコール。カーテンコールって役が一気に抜け落ちる時間で、そこで印象ががらりと変わる人はだいたいうまい人。カーテンコールはほぼカンバーバッチしか映ってなかったっということも理由にはあげられるが、あんなに演技した後でも笑いが取れるカンバーバッチはすぎょいと思った。

 

ほかのハムレット作品を見たことがあるわけではないから、ほかの作品と比べてという感想が言えないのが非常にくやしい。これからね、映画とかその他もろもろの作品を見ていこうと思う。